社会労働安全衛生・健康経営

当社グループは、グループ行動基準に基づき、社員の「心身の健康づくり」に取り組んでいます。

サワイグループ行動基準
第4章 社員とともに
4. 安全で衛生的な職場環境づくり

「より良いヘルスケア製品とサービスは心身ともに健康的な職場から生まれる」という考えのもと、ハラスメントがなく、安全で衛生的な職場環境を整えます。

労働安全衛生

当社グループは、社員の労働安全衛生を守るため、労働災害の抑止と快適で働きやすい職場環境の推進に取り組んでいます。

労働災害

労働災害の撲滅に向けて、設備のリスク低減や安全に関する規定・ルールを遵守した作業の徹底に取り組んでいます。労働災害が発生した場合には、原因を特定したうえで再発を防止するための対策を講じるとともに、その内容を他事業所に水平展開し、各拠点の安全衛生委員会等を通して全社員に周知することで、ゼロ災の実現を目指しています。

労働災害度数率は、ESGデータ「働き方の環境」をご覧ください。

ESGデータ(働き方の環境)

メンタルヘルス

社員がその能力を十分に発揮し、活き活きと働いてもらうために、社員の心の健康対策に取り組んでいます。その一環としてストレスチェックを毎年実施し、メンタル不調の早期発見と予防に努めています。ストレスチェックの結果や長期休業者の傾向などを分析し、現状の課題を踏まえたうえで、ラインケア研修やセルフケア研修を定期的に実施しています。メンタル不調が生じた社員には、主治医と産業医、保健師が連携して個別の復職支援プログラムを策定し、スムーズな復職と再発防止に向けた支援を行っています。

長時間労働の防止

社員が心身ともに健康な状態で長く勤務し続けられるように、労使協定の時間を遵守するとともに、過重な勤務が発生しないように労働時間を管理しています。また、フレックスタイム制や在宅勤務制度などの柔軟な働き方を推進し、ワークライフバランスの充実を図っています。やむを得ず長時間労働が発生した社員には産業医や保健師による面談を行い、健康障害の防止に努めています。

禁煙治療補助の実施

ヘルスケアカンパニーの一員として、昼食などの休憩時間を含む勤務時間および事業所内の全面禁煙を就業規則に定め、喫煙習慣のある社員に対しては禁煙治療の補助を実施しています。

健康経営

健康経営の目的

当社グループでは、健康診断やストレスチェックの実施等を通じて、社員の抱える健康課題を会社および社員の双方が把握し、対策をとることで、社員の心身の健康を維持・増進しています。社員が心身ともに健康に勤務し続けられる環境を整備することにより、一人ひとりの能力が最大限発揮され、会社全体のパフォーマンスが向上することを目指しています。

健康経営の推進体制

当社グループでは、グループ人事部が中心となり、各事業会社の工場や主たる事業所の産業医、看護師・保健師、その他の安全衛生担当者が連携し、健康経営を推進する施策を企画し、多様な取り組みを推進しています。また、勤務する社員が50人を超える事業所では、法令の定めに従い安全衛生委員会を毎月開催し、各職場の代表や産業保健スタッフらが事業所長等の会社側代表者と議論を交わすことにより、社員全員が安心して働ける職場環境づくりを労使一体となって推進しています。

健康を維持・増進する取り組み

当社グループでは、グループ人事部が中心となり、各事業会社の安全衛生担当者や各本部が協力して、社員の健康を維持・増進し、労働災害を減らすため、定期的に健康および安全衛生に関する教育を行っています。健康維持・増進のため、睡眠やマインドフルネスに関する講習や、筋力や柔軟性を養うためのストレッチ運動の指導など、さまざまな内容の教育や研修を実施しています。また、食事・運動・睡眠などの情報を保健師からすべての社員に毎月発信し、社員の健康に関する意識を高め、一人ひとりの生活習慣の改善を支援する取り組みを行っています。

各事業会社の健康経営の取り組みは次のとおりです。

沢井製薬「健康経営の取り組み」