社会人財育成
当社グループでは「個を育て、個を活かす」を人事理念とし、人財育成に力を入れています(当社グループでは、人材は財産であると考え、人材を「人財」と表記することにしています)。特に、事業環境が極めて不透明かつ刻々と変化する中、競争に勝ち抜くためには、多様な視点を持ち、状況変化を素早く感じ取って自ら判断し、自律的に行動に移せる人財が必要であると考えています。社員一人ひとりが「サワイグループの代表」であるという自覚のもと、プロフェッショナルとして自己研鑽に努め、向上心と変革意欲を持って挑戦し続けなければなりません。
そのような人財を育成するために、当社グループでは、従来型の集合研修や通信教育に加え、Sawai Web SchoolやSawaiオープンスクールといった新しいコンテンツを充実させ、社員のスキルアップ支援を行い、人財の強化・育成を推進しています。
研修体系
職種や等級ごとに求められる発揮能力や期待役割行動等を定めた能力要件定義書を元に、年次別・等級別の階層別研修(必須)を下図のとおり設けています。それに加えて、eラーニングによるSawai Web School、社外研修のSawaiオープンスクールや多岐にわたる通信教育講座等、さまざまな形態の自己選択型研修(任意)を設けており、社員の自律的な能力開発を支援しています。
研修受講者数
近年、学習場所や時間帯の自由度が高いオンライン型をはじめ、全社的な研修メニューを大幅に拡充したことにより、大幅に受講者が増加しています。
研修受講者数の推移は、ESGデータ「従業員の成長」をご覧ください。
人事評価制度
当社グループでは、今後の持続的成長に向け、社員一人ひとりの潜在的な能力を発揮できる環境整備を行うことが何よりも重要だと考えています。よって、社員一人ひとりの能力開発を後押しすべく、評価や等級・昇格、処遇、配置・異動、人財育成などの人事制度に関し、社員に高めてもらいたい能力を定義した「能力要件定義」の内容をもとに、各制度が組み立てられています。
業績評価制度
業績評価は、上期および下期ごとに年2回実施し、①業務目標の達成度(目標設定評価)と②期待される能力の発揮状況(能力評価)によって決定します。
目標設定評価は、上期および下期の期初に「今期の取り組みテーマ」「達成目標と実行方法」「ウエイト」「難易度」の設定を行います。期末には、被評価者から申告される「実行した内容と達成度」「自己評価」に基づいて、評価者が評価を決めます。
能力評価は、「能力要件定義書」に基づき、被評価者がその期間中に発揮した能力について、項目ごとに5段階で評価します。
このように当社グループでは、「社員の個性と能力こそ最大の財産」という考えに基づいて、意欲と能力溢れる人財が存分に活躍できる舞台を提供し、透明で公平・公正な評価と処遇を行います。人事評価に対するアンケートの実施と結果分析に加え、社員意識調査を実施し、課題改善に活用しています。
キャリア面談
年に複数回、上司と部下が1対1で、自身の業績やキャリア等について話し合う機会を設けています。自身がどのキャリアを目指すのか、身に着けたい能力やスキル等について、上司に想いを伝える機会となり、働きがいの向上や風通しの良い職場づくり、ひいては社員のリテンションに寄与していると考えています。