社会ダイバーシティ

当社グループにおけるダイバーシティ、インクルージョン、エクイティの推進は、性別や人種だけでなく、年齢、性格、価値観、障がいの有無等の多様性を受け入れ、それらの人財を活用することで、さまざまな価値観に基づく新たな発想や価値を創造するとともに、相互の立場を尊重したコミュニケーションとチームワークによる、風通しの良い一体感のある企業風土づくりに取り組んでいます。

女性社員の活躍支援

当社グループでは、多くの女性社員が活躍しており、全社員に占める女性社員の割合も高い水準にあります。また、ジェンダーを問わず意欲と能力にあふれる人財が活き活きと働くことを応援するため、安心して働きやすい環境づくりに努めています。

2022年には、グループ全社からメンバーを募り、インクルージョンとダイバーシティ、エクイティの推進施策を検討する全社プロジェクトを立ち上げました。プロジェクトからは、経営層を含む社員の意識改革に向けた研修の実施など、多くの検討課題が提起されました。その提言を活かし、これらの施策をさらに加速させる専任部署として2023年10月に「ID&E推進室」を設置しました。その取り組みの一つとして、2024年には経営層を対象とした「女性活躍推進研修」を実施しました。

さらに、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき策定した「一般事業主行動計画」では、グループ中核会社である沢井製薬において、女性管理職比率を2027年3月末までに16%以上にする目標を定めており、引き続き女性の活躍推進に注力していきます。

プロジェクトの詳細は、サワイジェンダーアクション「S-Wing(スウィング)プロジェクト」をご覧ください。

S-Wingプロジェクト

障がい者雇用

当社グループでは、障がい者などの社会的弱者の方にも働きがいのある職場を提供し、法定の障がい者雇用率を上回る障がい者の雇用を目指しています。障がいを持つ社員の個々の特性に応じたキャリアプランの策定や、障がい者に寄り添った会社設備の整備等、障がい者の方が活き活きと就業できる環境を整えています。

障がい者雇用率の状況は、ESGデータ「ダイバーシティの推進」をご覧ください。

ESGデータ(ダイバーシティの推進)

シニアの活躍支援

当社グループでは、定年を60歳としていますが、少子高齢化の進展、健康長寿社会の到来を踏まえ、多様な人材の活躍支援の一つとして、正社員の方が要件を満たし希望する場合は、70歳まで働き続けることができる制度を整備しています。また、55歳以降は「隔日勤務」や「短時間勤務」を選択することができ、短縮された就業時間を用いて社会貢献活動やボランティア等に取り組むなど、シニア層の柔軟で活き活きした働き方を後押ししています。

LGBT等性的マイノリティ対応

当社グループでは、性的指向や性自認にかかわらず、すべての社員が活き活きと自分らしく働くことができる組織を目指しています。LGBT等性的マイノリティについて相談窓口を設置し、課題の解決に努めてまいります。