基本方針と考え方サステナビリティ推進体制

当社グループの事業活動には、患者さん、医療関係者、取引先、社員、株主、地域社会をはじめとする社会のさまざまなステークホルダーによるリソースの提供が不可欠であり、当社グループが持続的な成長を実現し、企業価値を高めていくためには、ステークホルダーを包含する社会全体が持続可能(サステナブル)である必要があります。

サステナビリティの取り組みは、環境、社会、ガバナンス、リスクマネジメント、サイバーセキュリティ等多岐にわたるため、当社ではテーマごとに各種専門委員会(グループサステナビリティ委員会、グループリスクマネジメント委員会、グループコンプライアンス委員会、グループ情報セキュリティ委員会)を設置しています。取締役会の監督の下、グループCOO(GCOO)が議長を務め、グループ各社の代表者から構成される委員を中心にサステナビリティに関する事項の協議・検討を行っています。

サステナビリティ推進体制

グループサステナビリティ委員会

委員長は当社代表取締役社長が務め、各部門の統括役員のほか、グループ各社の代表者により委員が構成され、原則として四半期ごとに年4回開催されます。

委員会で取り扱う内容は以下のとおりです。

  • サステナビリティに関する当社グループの基本方針の審議および決定
  • サステナビリティの推進体制の構築および整備、ならびにグループ各社の推進体制構築および整備の支援
  • グループ各社からのサステナビリティに関する取り組み状況の報告、もしくは上申の受領、ならびに当該報告、もしくは上申に対する審議
  • サステナビリティ推進チーム(以下「推進チーム」)または事務局から報告もしくは上申された事項の受領、ならびに当該報告もしくは上申に対する審議、承認
  • サステナビリティに関する事項のグループガバナンス会議または取締役会への提言および報告
  • グループガバナンス会議または取締役会からのサステナビリティに関する諮問事項に対する審議、報告
  • サステナビリティのトレンド・他社事例等、有用な情報の共有
  • その他サステナビリティの推進に必要な事項の決定

推進チーム

サステナビリティ推進のための実務的な取り組みを行うため、委員会の下部組織として設置されています。グループ各社からのメンバーにより構成され、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の3チームに分かれて活動しています。

チームの任務は、以下のとおりです。

  • グループ全体のサステナビリティに関する基本方針に基づく年間活動計画案の策定、ならびに年間活動の進捗状況および実施結果等の委員会への報告
  • 委員会からのサステナビリティに関する諮問事項の調査・検討および報告
  • 委員会への提言および報告
  • その他サステナビリティの推進に必要な事項

事務局

サステナビリティ推進に関係がある部門からのメンバーにより構成され、以下の任務を行っています。

  • 委員会の招集・議事録作成等、委員会の補佐
  • 統合報告書の作成、サステナビリティに関するホームページの作成等、社内外に向けたサステナビリティに関する情報発信
  • 推進チームの支援

取締役会の関与

当社グループは、サステナビリティの推進を経営の重要課題の一つと認識し、取締役会にてサステナビリティに関するグループ方針や戦略などを承認するとともに、サステナビリティ開示情報の適切性を監督しています。

マテリアリティに関して、リスクと機会への対応方針や具体的アプローチ、指標、進捗等の重要事項のレビューを通し、マテリアリティの妥当性につき取締役会が監督しています。

サステナビリティの社内浸透

当社グループは、サステナビリティの推進にあたり、すべての社員がその意義を理解し、事業を通じた社会課題の解決に取り組むため、定期的な広報など社内啓発活動を行うとともに、当社グループの部署ごとの改善活動「M1倶楽部活動」のテーマとしてサステナビリティの推進を取り入れるなど、一人ひとりの社員がサステナビリティを意識する機会を設けています。