基本方針と考え方マテリアリティ(重要課題)
サワイグループの事業活動は、顧客、社員、取引先、株主をはじめ、地域社会や地球環境を含めたさまざまなステークホルダーとの関わりの中で行われています。
「なによりも健やかな暮らしのために」というグループ企業理念のもと、当社が中長期的な企業価値の向上を実現するためには、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、社会全体の持続性を考慮した事業活動が必要不可欠です。そこで、当社では、2021年6月に「サステナビリティ基本方針」を策定しました。この基本方針に基づき、環境・社会・ガバナンス(ESG)の視点を取り入れたマテリアリティを特定しました。
マテリアリティの特定プロセス
当社グループのマテリアリティは、国際ガイドラインや規範、社内外のステークホルダーとの対話や外部評価を参照して定めました。また、特定に当たっては、「ステークホルダーの関心」と「当社グループにとっての重要度」の2つの観点からサステナビリティ活動における重要課題を特定し、優先順位付けを行っています。当社グループは、事業環境の変化や新たな社会課題の登場を考慮し、取り組みをアップデートするため、定期的にレビューし妥当性を確認することにより、重要性の変化を確認し、事業活動に反映していきます。
Step1. 課題のリストアップ
SASBスタンダード、GRIスタンダード、SDGsなどの国際的イニシアチブのほか、当社グループの企業理念・行動基準、グループビジョンや事業環境をもとに、ESGごとに社員によるワークショップを行い、中長期的な企業価値に関係が深いと考えられる経営課題をリストアップ。
Step2. 課題の抽出と重要度評価
Step1であげられたマテリアリティの候補を、ステークホルダーの関心と当社グループにとっての重要度の2軸でマッピングし、該当するエリアごとに「価値創造につながるマテリアリティ」と「持続的成長の基盤となるマテリアリティ」の2つに分類。
Step3. 妥当性の確認
特定したマテリアリティについて、目標、取り組み、モニタリング指標を設定し、代表取締役が委員長を務めるグループサステナビリティ委員会で妥当性について検証。その後、最終的に取締役会での議論・審議を経て、承認を取得。