環境循環型社会の構築
当社グループの製品やサービスは、多様な資源を使用して生み出されています。地球上の限りある資源を有効に活用し、循環型社会を実現するため、廃棄物を削減するさまざま取り組みを行っています。
サワイグループ行動基準
第7章 地球環境とともに
3. 循環型社会への貢献
限りある資源をリサイクル等により有効活用するとともに廃棄物の排出抑制に努め、循環型社会の実現に貢献します。
廃棄物の削減
製品の包装において「内容物の保護」や「消費者への情報伝達」など必要な条件は保ちつつ、過剰包装とならない適正な包装に取り組んでいます。PTP※1包装された製品シートなどを入れる個装ケースには、再生紙を使用する取り組みを行っています。
2023年からPTP包装工程時に発生する廃材をリサイクルする取り組みを開始しました。これまでは、プラスチック部分とアルミをリサイクル可能な状態に剥離することができず、PTP包装機の機械調整や生産中に生じる工場内のPTPシートの廃材は焼却し、灰をコンクリートの原材料の一部にしておりました。新しくPTPシートのプラスチック部分とアルミ部分を剥離する技術が開発され、それぞれの素材としてリサイクルが可能※2となりました。焼却処理と比較すると、約94%のCO2発生量が削減可能となります。

- Press Through Packの略。錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟んだシート状のもの。
- プラスチック部分は、建材やオフィスで使用されるタイルカーペットの原料に再利用されます。アルミは溶解し、さまざまなアルミ製品に再利用されます。
廃棄物の減量化対策として、ごみの分別徹底、リサイクル紙コップの使用など、3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))を積極的に推進し、地球環境に優しい企業を目指しています。
省資源・省エネルギーの取り組み
当社グループでは、省エネ法に定める「エネルギー消費原単位の年平均1%以上の削減」の達成に向けて、エネルギー効率の良い最新機器に更新したり、既存設備を改善するなど、さまざまな取り組みを行っています。
また、一部の工場には「太陽光発電システム」を設置し、電気使用量の一部を自家発電によって賄っています。