サワイグループホールディングス株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:澤井光郎)は、2025年3月28日付で公表しました「FrontAct株式会社の株式取得(子会社化)の合意に関するお知らせ」の通り、本日、FrontAct(フロンタクト)株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野村武彦、以下「FrontAct」)の全株式取得を完了しましたので、下記の通りお知らせいたします。
■株式取得の理由
当社グループは、主力のジェネリック医薬品事業に加え、中長期でのさらなる持続的な成長を目指し、デジタルヘルスケアなどの新規事業に積極的に取り組んでおります。 FrontActは、ヘルスケアに関する様々な課題に対し、デジタル技術を用いた新たなソリューションを提供しており、特に生体信号処理技術※1や疾患予測アルゴリズム※2を用いた事業開発等に強みを有しております。
当社グループは、デジタルヘルスケア事業にFrontActを加えることで、製品ラインナップの拡大とともに専門人材やノウハウを獲得し、既存事業との連携やシナジー創出も視野に入れた事業基盤強化ならびに成長を見込めると判断し、株式取得を行ったものです。
※1 生体信号処理技術:人間の体内で発生する信号を検出、分析、解釈する技術のことです。脳波、心拍数、筋肉電位などが生体信号に挙げられます。
※2 疾患予測アルゴリズム:バイタルデータ、症状、既往歴、性別、年齢、発症時間、環境要因などから特定疾患のリスクを機械学習モデルにより予測するプログラムのことです。
■代表取締役社長(グループCEO)澤井光郎のコメント
当社グループが掲げる中期経営計画「Beyond2027」では、デジタル・医療機器事業について、色々な可能性を模索している時期だからこそ継続的な投資を行うべき重要な柱の一つと考えています。来るべきヘルスケアの進化を見据え、健康寿命の延伸、人々の生活の質を向上させるためには、この領域への挑戦が不可欠であると確信しています。
そして、当社グループのデジタルヘルスケア事業の成長を加速するため、このたびFrontActを新たな仲間として迎えられたことを大変喜ばしく思います。FrontActが持つ技術と知見が当社の既存技術や知見、そして企業理念と融合することで、大きなシナジーを生み出すことでしょう。
私たちは、未病・予防から治療、さらにはその後の介護やリハビリテーションの分野に至るまで、一人ひとりの人生のフェーズに合わせたきめ細やかなサービスを提供することで、「健やかな暮らし」を社会全体に広げていくことを目指します。総合ヘルスケア企業として「なによりも健やかな暮らしのために」という揺るぎない使命を果たすべく、これからも全社一丸となって、未来への挑戦を続けてまいります。
■代表取締役社長(FrontAct CEO)野村武彦のコメント
FrontActは、顧客・市場・環境の変化に即応する事業展開を実現する機動的事業運営を有する企業として、これまでもさまざまなビジネスパートナーやアカデミアとの協業、提携等によるネットワーク拡充を図ってきました。新たな体制の下で、これまで以上にスピード感・収益性を重視し、当該事業分野における確固たる地位を築くことを目指します。
「FrontAct」という社名には、最先端テクノロジーでイノベーションを創出し、医薬品の領域を超える新たな挑戦(Front)に挑む(Action)という想いを込めています。これまでのヘルスケアの概念に捉われず、人々の多様な生き方を実現するため、革新的なソリューションエコシステムの提供を目指していきます。
■異動する子会社(FrontAct株式会社)の概要
(1)名称 |
FrontAct株式会社 |
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(2)所在地 | 東京都中央区新川一丁目17番24号 NMF茅場町ビル5階 | |
(3)代表者の役職・氏名 |
代表取締役社長 野村武彦 |
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(4)事業内容 | 医療・介護・福祉・健康・生活等に関する製品、ソフトウェアおよびシステムの研究、開発、製造、販売、貸与および輸出入等 | |
(5)資本金 | 1億円 | |
(6)設立年月日 | 2024年4月1日 | |
(7)大株主及び持株比率 | 住友ファーマ株式会社(100%) | |
(8)上場会社と当該会社との間の関係 | 資本関係 | 該当事項はありません |
人的関係 | 該当事項はありません | |
取引関係 | 該当事項はありません |