本日、サワイグループホールディングス株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:末吉一彦)の発足にあたりまして、代表取締役会長グループCEOの澤井光郎よりご挨拶申し上げます。
2021年4月1日、沢井製薬は「サワイグループホールディングス」として持株会社体制に移行し、新たな一歩を踏み出しました。
国内における医薬品企業を取り巻く環境は、規制強化、競争激化、薬価制度の影響により、一層厳しくなることが予測されています。しかしながら、すべての医薬品企業の経営が悪化するわけではなく、変化を先取りし新たな手を打つ企業は厳しい環境でも成長を続け、現状維持に固執し変化に対応しない、できない企業は淘汰されるという二極化の時代がやって来ると思われます。この度、このような経営環境の大きな変化に最も適切に対応出来る体制として「持株会社制」へ移行しました。
サワイグループホールディングスの企業理念は、「なによりも健やかな暮らしのために」です。
事業子会社「沢井製薬」の企業理念「なによりも患者さんのために」の「患者さん」を、サワイグループホールディングスが今後展開する幅広い事業に合わせて「健やかな暮らし」を実現するために、へ変更しました。ジェネリック医薬品事業を中核に、社会と共に持続的に発展するヘルスケア企業グループとして、ひとりでも多くの人々の健康に貢献できるように努めていきたいという願いを込めています。
ホールディングス化の主な目的は、下記のとおりです。
①戦略的提携も含め、中核事業であるジェネリック医薬品事業の一層の強化をすること
②ガバナンス体制の一層の強化と業務執行の迅速化・効率化を両立させること
③新規事業の早急な育成とグループの経営人財の育成を行うこと
また、世界が注目している「サステナビリティへの取組み強化」も重要なテーマです。
サワイグループ全体で、サワイグループらしい方法で、これまで以上に積極的にSDGsの実現に取り組んでいくことが「なによりも健やかな暮らしのために」の理念を実現させるための必須条件です。サワイグループホールディングスの全社員の力を結集して、株主の皆さまをはじめ、すべてのステークホルダーからの期待に応えていくことに挑戦して参ります。
代表取締役会長 グループ CEO
澤井 光郎