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TopicsTopics特集:新規事業育成の進捗

総合ヘルスケア企業への進化に向け
新しい事業領域を開拓

当社グループの持続的成長のため、既存のジェネリック医薬品事業の強化に加えて、新たな事業の育成にも取り組みます。より多くの人々が身近にヘルスケアサービスを受けられ、社会のなかで安心して活き活きと暮らせる世界をつくること、また、個々のニーズに応じた、科学的根拠に基づく製品・サービスを複合的に提案することで、人々の健康に貢献し続ける存在感のある会社になることを目指しています。

ターゲットとする事業領域

「人々の健やかな暮らし」を提供する総合ヘルスケア企業グループとして、国が目指す未病・予防対策・データヘルス改革などを通じた健康長寿社会の実現に貢献すること、長年のジェネリック医薬品事業で培ってきた知見やノウハウを活かすことを踏まえ、「デジタル・医療機器事業」「健康食品事業」「希少疾患新薬事業」の3つを新規事業のターゲットとしています。

デジタル・医療機器事業 では、片頭痛・うつ病を適応症とする非侵襲型ニューロモデュレーション機器、PHR(パーソナルヘルスレコード)管理アプリに加え、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)治療アプリについて、株式会社CureAppと共同開発及び販売ライセンス契約を締結し、臨床試験(フェーズ3)を準備しています。

健康食品事業では、当社グループが得意とする生活習慣病領域で、健康寿命の延伸をサポートする機能性表示食品を提供していきます。希少疾患新薬事業については、有効な治療法がない疾病に新たな治療機会を提供するべく、社内の評価体制を強化し、継続的なパイプライン拡充を検討しています。

ターゲットとする事業領域ターゲットとする事業領域

非侵襲型ニューロモデュレーション機器「SWD001」

片頭痛に悩む患者さんに新しい選択肢を

沢井製薬では2022年12月、片頭痛の急性期治療に用いる医療機器「SWD001」の国内製造販売承認を申請しました。本機器は、後頭神経と三叉神経を同時に刺激することで痛みの制御を行う非侵襲型ニューロモデュレーション装置です。

日本には片頭痛に悩む患者さんが多く存在しており、本機器が上市されることで、患者さんにとって新たな治療の選択肢が増えることを期待しています。

今後のスケジュール
今後のスケジュール

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PHR管理アプリ「SaluDi」

健康管理をもっと便利に、
もっとスマートに

沢井製薬が2021年10月にリリースした「SaluDi(サルディ)」は、日々の健康状態を自身で記録・管理できるパーソナルヘルスレコード(PHR)管理アプリです。血圧や体重、体温など日々の健康情報のほか、食事内容や薬の服薬情報などの情報を記録して一元管理できるだけでなく、医療機関のシステムとつないでオンライン診療や栄養指導を受けることも可能です。自治体・企業・地域医療連携ネットワークでの活用も進めていきます。

PHR管理アプリ「SaluDi」

写真健康長寿社会の実現に
「SaluDi」を活用していきたい
養父市経営企画部 デジタルファースト課 課長
安達 洋道 様
人口減少によって地域における支え合いの基盤が弱まっているなか、「SaluDi」を活用することで、市民と社会とのつながりが強まるなど、地域活性化が図れるのではないかと期待しています。また、市民一人ひとりの健康意識を高め、健康長寿・ヘルシーエイジングな社会の実現につなげていきたいと思っています。

サワイグループホールディングス 統合報告書2023

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